ボヘミアのアンティークを知るまで、絵付けのガラスには幼稚なイメージを持っていた。
それはエナメル彩が幼稚なのではなく、
絵付けのレベルがそれなりのものしか、私が知らなかっただけ。
今はシックで迫力ある、ときにおどろおどろしいものもあることを知っている。
レベルの高い絵付けガラスは、その生産が産業として成り立っていないと出来ないことだろう。
ガラス造形と、ガラス絵付け、それぞれの達人がいて、できる。
チェコでもやはり、エナメル彩が盛んであった20世紀初頭ぐらいまでのものは、とても良いと思う。
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しっかりと描かれたエナメルによる絵付け。 |
クラシカルな雰囲気は、職人技の賜
「ざっくりと上手く仕上げる」というのは、難しいこと。このガラス造形は、職人というより、芸術家肌な雰囲気。
冷えたボヘミアのカリガラスは固い。これを削って面体に仕上げるためにかけている手間は相当なもの。けっして型取りではない、手作業の「跡」が見られる逸品です。
力強さは感じるものの、結構細かい作業で、丁寧に形作られています。
そして、それを彩るのは、しなやか筆さばきの絵付け。
大きなビールおじさんと、色白の優しい女性の合作(!?)・・・というのは、あくまでもイメージですが。
このグラスのここがいい!!
- クラシカルな「色」と「形」
- 雰囲気よく描きこまれた、絵付け
- 飾っておきたい、見栄えの良さ
このグラスについてのご案内
◎この商品はアンティーク/中古品です。
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素 材 : ガラス 大 き さ : 口径 6.8 cm 台径 7.6 cm 高さ 12.4 cm 容 量 : 90 ml 重 さ : 250 g 製造年代 : 1900-1920年頃 製造または仕入国 : チェコ共和国 |
※光の加減、お客様のモニター設定状況により、実際の色と若干異なる場合がございます。