円筒形、厚手、厚底、彫り模様。。。ビーカーと呼ばれる19世紀スタイル。
かつて、貴族のステイタスシンボルとして自身の各地にある屋敷を彫らせたり、また、旅がとてつもなく贅沢だった頃、高級な“旅の記念品”として名所が彫られたりしていた。
今もこの地を訪れれば、ガラスに彫られた景色を今も見つけることができるかもしれない。
いにしえを探して旅することができる、チェコはそんなところです。
限りなく透明で、厚みある、風格漂う姿。
4つの窓から覗くのは、「3つの屋敷」と「1つの風景」。
それぞれに、クラシカルな飾り文字で、ドイツ語の地名が彫られている。
チェコはその歴史から、ドイツ系住民、貴族も多数存在した。
この地名は、まさに彼らが多く住まっていた場所 “シレジア地方”。
ドイツとチェコ、ポーランドの狭間で、多くの人が翻弄された歴史を持つが、そこは中欧一の山を抱え、美しい自然が広がるところ。
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●Schnekoppe (Schneekoppe) 独/ |
やさしく、気高く、うつくしく
厚手のビーカーの多くには、威風堂々とした、いわば圧力を感じることがある。
かたちは同じようでも、手の加え方で、こんな雰囲気にもなる。 ボヘミア特有のおだやかな透明感、やさしい光の屈折、繊細な削り模様。
ガラス作りの材料が豊富だったシレジア地方は、ガラス産業のふるさとでもあります。
オーストリアRIEDEL社も、創業はシレジアだそうですよ。
このビーカーのここがいい!!
- 4つの窓から、4つの景色
- ダイヤモンドの輝きのような太陽
- 重厚感がありながら、やさしい印象
≪ご確認下さい≫
ふちに、浅い欠け。古いものですので、微小な欠けはいくつかございます。 |
このビーカーについてのご案内
◎この商品はアンティーク/中古品です。
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素 材 : ガラス 大 き さ : 口径 7.7 cm 高さ 11.8 cm 容 量 : 8分目で300 ml 重 さ : 270 g 製造年代 : 19世紀末頃 製造または仕入国 : チェコ共和国 |
※光の加減、お客様のモニター設定状況により、実際の色と若干異なる場合がございます。