初めて見つけた、ふたに穴のあいた容器。 いったいこれは何だろう。
買い付け元で問うと、髪に振るパウダーを容れるもの、男女ともに使うという。
髪にパウダーとは、何ぞや???
映画「アマデウス」で、モーツアルトが頭にバサバサと白い粉を振りかけていた。
白いかつらが流行していたこの時代、かつらに小麦粉をふりかけ、より白く見せていたという。
しかし、かつらは19世紀初めには廃れます。このアンティークはそこまで古くはないだろう。
では?シャンプーをしない時ベビーパウダーをつけるとべたつきがとれるらしい。ヨーロッパは水質の関係で頻繁な水洗いはかえってよくないといいます。チェコでは毎日シャワーを浴びるわけでもなく、知り合った女子大生ですらシャンプーは週1回程度のようでした。
おそらくシャンプー代わりのパウダーをいれ、ドレッサーまわりで使うものでしょう。
香水スプレーやクリーム入れなどとお揃いの、一式セットのひとつであったかもしれません。
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ふんわり淡いブルーに |
磁器ではなく、乳白の「ガラス」です
磁器に色をつけたものとは違い、ガラス質特有のツヤがあります。
不透明の乳白ガラスは、ボヘミアでは18世紀末に、貴重な磁器の代替として多く作られました。東洋人としてはピンときませんが、当時ヨーロッパではまだまだ磁器は高嶺の花であったのでしょう。しかしながらガラス工芸技術は世界最高レベルに達しており、模倣品とさげすむには及びません。多彩なボヘミアングラスのひとつとして作られ続けた乳白ガラスのお洒落なボトルです。
このガラスのここがいい!!
- 手づくりのミルクガラス
- やさしい色合いと、安定感ある形
- 本物アンティークのヘアメイク用品
このガラスについてのご案内
◎この商品はアンティーク/中古品です。
記載の情報以外にも、わずかな擦れや汚れ等がある場合もございます。
商品説明をよくご確認いただき、さらにご不安な点はメールにてお問い合わせください。
素 材 : ガラス 大 き さ : 口径 3.2cm 底径 7.7cm 高さ 11cm 容 量 : -ml 重 さ : 160 g 製造年代 : 1880-1910年頃 製造または仕入国 : チェコ共和国 |
※光の加減、お客様のモニター設定状況により、実際の色と若干異なる場合がございます。