*格のある、通のボヘミア*
● 特徴 ●
エーゲルマンの開発したガラスを赤くする技法を用い、赤と白そして金彩を加えるこのスタイルは、古いボヘミアの代表的なガラス装飾の1つです。冠と紋章という貴族的な絵付けで、底の厚い、大ぶりの、いわゆるコップ型です。重厚感、存在感もありながら、ガラスの持つ透明感も感じさせるお品です。
表面のみ赤くされているこの技法は、傷が目立ってしまう事は否めません。このタイプのもは、古いことも相まって、きれいに残っているものはそう多くありません。こちらも経年により細かなキズがございます。また金彩が抜けてしまっている部分もございますので、その点を含み、反映した価格をおつけ致しました。
「ボヘミア独特」のグラスの雰囲気を十分に発揮できている、風格あるお品と思います。
●詳細写真●
表面を赤くした部分、すりガラスのように白くした部分、と金彩。 | +:ふちの欠けは無し。 |
厚みのあるガラス。 | 反対側は、飾りに囲まれた文字。 |
全体は、すりガラスのような白。少しざらっとした感じ。 | 地は透明ガラス。厚い底。 -:古い物ですので、底に擦りキズはあります。 |
深い赤ですが、光に透かすと、オレンジがかった赤。 金彩の抜けている部分もあるので、価格で考慮しました。 |
●商品概要●
商品名: ビーカー “冠と紋章” | |
---|---|
素 材 | ガラス |
ベースの色 | 透明 |
装 飾 | グレイズ、金彩 |
大きさ | 口径 8.2cm×底径 7.1cm×高さ 12.5cm、 8分目で380ml |
重 さ | 250g |
製造国または仕入国 | チェコ |
製造年代 | 19世紀 |
備 考 |
光の加減により、写真の色と商品の色が若干異なる場合が ございます。 |
★ご確認下さい★
*商品概要は“めやす”として、ご活用下さい。
手作業で作られたものは、採寸箇所により各寸法が若干異なります。また製造年代は、商品の質感やデザイン、様式などから推定したものです。
**表示しきれないキズや擦れ、退色等があることもございます。
それぞれの状態を、アンティーク/ヴィンテージ品の良さとしてご理解いただけますと幸いです。商品の状態は出来るかぎり表示するよう努めますが、古びの風合いは、言葉や写真でお伝えするのがむずかしい場合もございます。
より詳しくお知りになりたい場合は、下記の【お問い合わせフォーム】より、ご質問くださいませ。